除雪のコツおしえます。

TOP > 雪かきのコツ(3) 雪かきのしかた徹底研究

 

1. スコップの使い方
~サイコロ・カットで無理なく、コツコツと~


出典:古川巌(1963)「手力除雪の歩掛りの研究-一人役の除雪量を判定する-」『日本積雪連合資料』56,1-21

 

1.「始端切り」
まず、スコップをタテに刺します。

2.「前面切り」
始端切りの切れ目に対して、直角の切れ目になるように、スコップをタテに刺します。

3.「小口切り」
始端切りに平行で、前面切りに直角の切れ目になるように、スコップをタテに刺します。
※ここで、三つの切れ目がつながっていることが大事です!

4.「底切り」と「身構え」
三つの切れ目でできたサイコロを底から剥がすように、スコップをヨコに刺し、そのまま掬い上げます。
※このとき、腰をどっしりと据えた蹲踞姿勢(おすもうさんが四股を踏む姿勢)をとることが大事です。雪の重みで腰を痛めてしまいます。

5.「持ち上げ」と「反動づけ」
蹲踞姿勢からスコップを持ち上げ、雪を投げたい方向に正対(面と向かい)し、腕の力だけで反動を付けます。
※ このとき、反動を付けようと腰や膝をひねってしまうと、痛めてしまいます。
※ 反動付けをする前に、後ろに他の人がいないかも確認してください。

6.「投げ出し」
スコップの自重と雪の重さだけを利用し、振り子のように雪を投げ出してあげます。 ※ このとき、スコップをひねる必要はありません。スコップの指す延長線上に、雪山があるとイメージ。
※ 投げ出す最中、スコップを両手から離してはいけません。目指したところに雪が飛んでいってくれません。

7.「おろし」
ゆっくりスコップを降ろしてあげます。

8.「息づき」
踏ん張った後なので、ひと呼吸置いてあげてください。

雪はね(雪ベラ)の使い方

スノースコップの使い方

剣先スコップの使い方


 

 

2.ママさんダンプを使って排雪の雪山を作る


1.小さな雪山を作る
除雪した雪を排雪場所に運び、まず小さな雪山を作ります。最初はまだフカフカの雪山です。

 

2. 雪山を大きくする
何度かママさんダンプで雪を運び、雪山を大きくします。ママさんダンプの往復で雪山はやや固くなってきますが、足はまだ雪に抜かる状態です。

 

3.雪山を凹ます
足が抜からないように雪山を固くするため、足で踏みつけ雪山を凹ませます。

 

4. 凹みを埋める
3で凹ました箇所に、ママさんダンプで雪を運び、凹みを埋めます。その上をママさんダンプで雪を運びながら通過し、雪を固めていきます。

 

5. 繰り返す
1~4を繰り返すことで、固く締まった坂道が作り、雪山を大きくしていきます。最初に、しっかりとした坂道を作っておくと、次から運んできた雪もためやすくなり、雪を運ぶ作業も楽で、無駄のない大きな雪山にすることができます。

ママさんダンプの使い方

 

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