除雪のコツおしえます。

TOP > 雪かきのコツ(2) 雪かき道具を使いこなす

 

やわらかい雪の除雪道具

雪の硬さに応じた除雪道具の使い分け

 

雪はね・雪かき・雪ベラ・ジョンバ

 

主に、軽くてやわらかい新雪の除雪に使います。

 

柄が長いので、重い雪を持ち上げたり、放り投げたりすると体に無理がかかり痛めやすいです。雪の重さや雪を投げる距離に応じて、柄の握る部分を替えます。たとえば、重い雪を近くに運ぶときは、ブレードの近くを握ると少し楽になります。固い雪に対して無理に使うと、雪を載せるヘラを壊しやすいので注意しましょう。

雪はね(雪ベラ)の使い方

 

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スノースコップ

 

除雪道具の代表格。角スコップのブレードを少し大きくし、材質をプラスチックやアルミにして軽量化を図っている製品が多い。

 

スコップを使う際は、腕の力だけではなく、足と腰の力を使った方が効率的です。雪を持ち上げるときは、背筋を伸ばして膝を曲げ、体全体を使うようにしましょう(「雪かき10箇条,3 体全体を使う」)。雪山からサイコロ状に雪を切り出すと楽に雪を切り出せます(「雪かきのしかた徹底研究」)。プラスチック製のスコップは、ブレードの先端を壊しやすいので、固い雪に無理にスコップを差し込むのは止めましょう。

スノースコップの使い方

 

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プッシャー・ラッセル

 

除雪道具の中では比較的新顔ですが、あっという間に広まりました。雪を持ち上げることなしに、ブルドーザーのように、雪を押して移動させるのに使います。降ったばかりの新雪や、ばらばらになったざらめ状の雪を移動させるのに便利です。

 

腕だけにたよらず、体全体を使って雪を押すと体に無理がかかりません。

 

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ママさんダンプ

 

除雪道具の横綱で、比較的広い範囲の雪をまとめて運ぶには欠かせない道具です。突き刺して雪をすくい、そのまま押して雪を運びます。固い雪の場合、スコップで崩して雪をバラバラにしてからダンプに乗せます。

 

ママさんダンプで雪を運ぶ時は、上半身に力を入れず、腰から進むのがポイントです(「雪かき10箇条,3 体全体を使う」)。足で蹴ったりして強引に雪山に差し込むと、金具部分を壊わすことがあるので注意が必要です。ママさんダンプを使って排雪した雪の山を作るのには、ちょっとした工夫が必要です。コツを知って、少しでも効率的な作業を心がけましょう(「ママさんダンプを使って排雪の雪山を作る」)。

ダンプの底にロウやワックスを塗ると、移動する際の滑りがよくなります。雪がダンプの中に付着して離れない場合は、市販のシリコンスプレーを塗布すると雪がつきづらくなります。

ママさんダンプの使い方

 

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角スコップ

 

スノースコップに比べると丈夫で、締まった比較的固い雪に使います。

 

スノースコップと同様に、腕の力だけではなく、雪を持ち上げるときは、背筋を伸ばして膝を曲げ、体全体を使いましょう(「雪かき10箇条,3 体全体を使う」)。雪山からサイコロ状に雪を切り出すと効率的ですが(「雪かきのしかた徹底研究」)、切り出す雪のブロックを大きくしすぎると、体に負担がかかり腰などを痛めやすいので注意しましょう。雪を放り投げる時、体をひねりすぎるのも腰を痛める原因の一つです(「雪かき10箇条,4 体をひねりすぎない」

 

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剣先スコップ

 

角スコップでも歯の立たない固く締まった積雪を崩したり、切り分けたりするのに使います。

 

スノースコップ、角スコップと同様に、腕の力だけにたよらず、体全体を使うのがポイントです。非常に固い雪を崩す場合、力まかせにスコップを突き刺すのは、体を痛める原因になるので禁物です。

剣先スコップの使い方

 

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つるはし

 

春先など、積雪が氷化した地面の氷を割るのに使います。

 

気温が上がり氷が少し融け気味の時に、つるはしで氷に傷をつけると、小さな力で氷を簡単に割ることができます。効率的に作業するために、つるはしを使うのは、日射があって気温が比較的高く、氷が融けぎみの時を選びましょう。無理に力を入れて氷を割ろうとすると、氷の下のタイルなどを傷つけてしまうこともあるので要注意です。

つるはしの使い方

 

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雪庇切り

 

屋根から庇(ひさし)状に張り出した雪(雪庇)を落とすために使います(「除雪便利グッズ」)。

 

落ちてきた雪にあたらないように、屋根の雪がどこに落ちるかをしっかりと予想して、作業する位置を決めましょう。上を見ながらの作業になるので、血圧の上昇に気をつけて無理をしないようにしましょう。

雪庇切りの使い方(1)掻き落としタイプ

雪庇切りの使い方(2)切り落としタイプ

 

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