TOP > 雪下ろしのコツ(3) 雪下ろしのしかた徹底研究
●屋根を観察し、どこから登るか、どこにアンカー(命綱を留める固定物)をとるか、どこに雪を落とすかを決めます。
●勾配屋根の場合は、雪止めがあるかを確認します。雪止めが設置されていない勾配屋根の雪下ろしは大変危険です。専門業者に依頼するか、雪止めをあらかじめ設置しておきましょう。
●雪を落とした際に壊れるモノ(窓ガラス、灯油タンク、エアコンの室外機など)の位置を確認し、板を被せるなど必要に応じて対策を講じましょう。
屋根に登る前には、上記のことに気をつけましょう。
●はしごが横にずれないよう、はしごは軒か棟の位置に真っ直ぐ立て掛ます。
●必ずヘルメットを被った補助者がはしごを支えようにしましょう。
●滑らないように、はしごを登る前に靴底に着いた雪を落とします。
●スコップなどは持って登らず、登ってから引き上げるようにしましょう。
はしごは軒か棟の位置に立てます
はしごを使用するときは、補助者に支えてもらいましょう
●アンカーとして使用する前に十分な強度があるか必ず確かめましょう 。
強度のある固定場所の例
雪止めは適正なトルク(締付力)で取り付け て、十分な強度があるか確認してください。 必ず2個以上の雪止め金具を使用してください。
必ず2個以上を離して埋めてください。 水平方向の荷重にのみ有効で、上向きに引っ張ると抜ける恐れがあります。 湿った雪に適しており乾いた雪の時は踏み固める、より深く埋める必要があります。
●屋根の上についたら、アンカーと命綱を繋ぎ、命綱を屋根から落ちない長さに調節した上で、ハーネス(安全帯)とつなぎます。
●最初に軒先(屋根の境界)の位置を確認してから雪下ろし作業を行いましょう。
●命綱の長さは作業位置が軒先から約1m手前になるように調整します(雪庇を落とす場合は50cm程度)。
●屋根に10cm程度の雪を残すと、屋根材が露出しないので、屋根材で滑って転ぶ危険性が小さくなります。
●雪庇を落とす際は、下に人が居ないことを確認してから落とすようにしましょう。
ハーネスや命綱を使用すること
ガラスは板などで覆うこと